同じ大学へ通う人と、ひとつ屋根の下で暮らす学生寮。友達や仲間ができやすく、ワイワイにぎやかに過ごせるのが魅力ですが、楽しいことばかりではありません。
寮ならではのトラブルに見舞われ、悩みやストレスを抱えて退寮してしまう学生も少なくないのです。
ここでは、学生寮のトラブル事例から、学生寮の生活で注意すべき点や対処法についてまとめました。
学生寮生活で多いトラブル
人間関係
さまざまな学生が暮らしている学生寮には、気の合う人もいれば自分と合わない人もいます。社会生活で最も大きなストレスとなるのが、人間関係からくるストレスです。
上下関係の厳しい学生寮だと、先輩とのかかわり方に悩む学生も多くいます。人間関係のストレスを避けるには、学生寮にこだわりすぎず、広く浅く人と知り合うことが大切です。
たまには寮から出て寮生以外の友達をつくったり、1人の時間をつくったりするとよいでしょう。
プライベートがない
学生寮が相部屋の場合、1人の時間が少なく、ストレスに感じてしまうことがあります。意図せずお互いのプライベートな部分が見えてしまうので、大勢で過ごすのに慣れていない人にとって、悩みの種となるでしょう。
相部屋がどうしても苦手という人には、1人で過ごせるマンションタイプの学生寮がおすすめです。
寮のように毎食バランスの取れた食事提供があるほか、セキュリティ対策もされていて、自分のプライベートをしっかりと守れます。
施設・設備の不備
学生寮によっては建物や施設が古く、設備が不十分な場合もあります。特に多い悩みがネット環境の不備です。Wi-Fiそのものがない、あっても速度が遅いなど、スマホやPCが手放せない学生にとって結構なストレスになります。
また、洗濯機やトイレ、風呂場などが共同の場合、順番待ちによるストレスが考えられます。
学生寮を選ぶ際には、自分がストレスなく過ごせる環境が整っているか、十分な設備のある施設かを、事前にしっかり調べておくことが大切です。