「送りつけ商法」とは?詐欺手口のケース
「送りつけ商法」とは、注文もしていないのに自宅などに商品が勝手に配送されてくるという詐欺行為です。
ネットショッピングにおけるケースが増えていて、頼んでもいないのに代金を請求されてしまうことになります。
この送りつけ商法の詐欺手口にはいくつかのパターンがありますので、あらかじめチェックして対応できるようにしましょう。
まず、大手ショッピングサイトから荷物が代引きで届くという手口があります。
自分としてもよく使っているサイトから荷物が届くと、何か注文したかなと思ってつい支払いと受け取りをしてしまう可能性があります。
これは商品の購入代金を取る目的で行われる詐欺です。
もう一つのパターンは、住所だけが記載されていて氏名が書かれていない伝票で荷物が届きます。
これもショッピングサイトから来ることがほとんどです。
これは、代金を取るためのものではなく、記載されている住所に誰かが住んでいることを確認するための「ソーシャルハッキング」と呼ばれる手法です。
さらに、ショッピングサイトの名をかたってメールが送られてくることがあります。
メールの中にリンクが貼ってあり、それをクリックと架空のサイトに飛ばされます。
こうして、利用者の氏名やクレジットカード情報、ショッピングサイトのIDやパスワードなどの個人情報を盗むためのものです。
「フィッシングサイト詐欺」と呼ばれるものです。
このように、実際に荷物が届かなくても詐欺がなされる可能性もありますので、十分な注意が必要となります。
知らない荷物が届いた場合どうしたらいい?
明らかに身に覚えのない商品が届いた場合には、配達業者から荷物を受け取らず、そのまま受取拒否するのがベストです。
もし、家族の誰かが注文したのかもしれないとか、はっきりとは分からない場合は保留にすることができます。
配達業者に言って一度荷物を持ち帰ってもらい、受け取りを拒否するのか再配達するのかを後日決めるというものです。
この保留という対応を取る場合には、伝票にある送り主の情報や伝票番号などを控えておくと良いでしょう。
そうすることで、ショッピングサイトで情報をチェックして、確かに注文したのかどうかを調べることができるからです。
知らずに荷物を受け取ってしまった後で、詐欺かと疑われる場合はまず開封をしないこと、ダンボールを開けてしまっても商品を使わないことが肝心です。
それにより、返品することができます。
まとめ
いきなり頼んだ記憶もないのに荷物が届く場合、それが普段よく使う大手ショッピングサイトであっても警戒する必要があります。
まずは、荷物を受け取らないというのが基本となります。
もしかしたら誰かが頼んだのかもしれない、という疑問が残るのであれば「保留」という手段を取りましょう。