調理法を工夫
子供に好き嫌いは困ったものでしょう。
できれば、小さいうちに何とか直したいものです。
今回は、直せる方法をいろいろと考えてみます。
一つ目の方法として考えられるのは、調理方法の工夫です。
たとえば、野菜嫌いだったら、いつもと違う料理をすることで、その野菜の味も変わりますし、食感や香りも違うもののように感じます。
例えば、子供が嫌いがちなピーマンは繊維にそって縦切りにすると苦さをあまり感じないようになります。
苦くなければ、子供もチャレンジしやすいでしょう。
その他に、サラダで食べると辛く感じるような大根は煮ると甘くなりますし、ニンジンも細かく切るかすりおろすと癖がなく食べられます。
大袈裟に褒める
二つ目は褒めることです。
だれでも褒められればうれしいものですが、特に子供は親に褒められるとうれしいですし、やる気になります。
なので、苦手なものが食べられたら、ちょっと大げさなくらいに褒めるのも、好き嫌いをなくすための良い方法です。
子供が食べられないことばかりを考えると、食事中に叱ってしまいがちです。
そうすると、子どもは食事の時間を嫌な時間に感じてしまいますから悪循環になり、さらに好き嫌いが増えてしまうという場合もあるので、できないことにはある程度目をつぶって、できたことを取り上げるようにしましょう。
もしも、全部を食べられない時でも、最初のひとくちを食べられると、そのまま食べられる量が増えて、最終的には全部食べられるようになります。
少しでも食べられたら大袈裟に褒めることで、子供は今日、明日と苦手なものが食べられるように頑張ってくれるでしょう。
お手伝いをさせる
三つ目は、嫌いな食材と向き合えるような時間を持つことです。
それには、お手伝いが良いのではないでしょうか。
子供がこれ嫌い、あれ嫌いというのは食わず嫌いも多いです。
食べたことのないものや初めて見るものは不安になっていやがってしまうのです。
それを克服させるには野菜の調理を手伝わせてみましょう。
自分で作ったものならば、食べたがるはずです。
違う環境でチャレンジ
環境を変えて食べさせてみましょう。
たとえば、家族での楽しいバーベキューだと気持ちが和らいでたべたくなるものです。
その時にほかの子どもや兄弟などが食べているとよい刺激になります。
特に、男の子は争うことが好きなので、その心理を利用しましょう。
「負けないぞ。」という気持ちで食べられるようになるかもしれません。
気長に待つ
すぐに食べられなくても、食べものの好みは年齢で変わるので待ってあげるのも良い方法です。
いつのまにか好き嫌いが克服できるというケースも多いでしょう。
成長するにつれて自然に今までダメだった野菜が食べられるようになる子も多いのです。
ただし、あきらめないで嫌いなものでも時々、食卓に並べて様子を見てください。
そして、少しずつでも食べられるような楽しい食事の時間を過ごしましょう。