サービス残業ばかり…転職したいです

神奈川県で働く保育士です。昔から子どもの笑顔をみるのが大好きで、親戚の子どもだけでなく町内にいる子にも積極的に関わるほどです。その強みを活かして憧れだった保育士にもなり就職先も決まったのですが、働いてみると想像以上にきついです。

保育士になって1年以上は続けているのですが、あまりの過酷さに勤務中に倒れてしまいそうになるほど。このままの調子だと辞めてしまいたくなります。大好きな子どもと関わることのできる職場に就職できて当初はとても嬉しかったのですが…。今では、仕事中も転職の文字が頭から離れなくて仕事にも集中できなくなっています。このまま転職を考えたほうが良いのでしょうか。

職場環境は適切ですか?

保育士は基本的にシフト制を採用しており、早番は7時から16時、遅番は9時から子どもが全員帰宅するまでです。遅番の場合、たとえ、業務時間を終えたとしても子どもを迎える保護者を待たなければならないため、その時間は拘束勤務されてしまいます。

現在では共働き世帯数も増加傾向にあるため、早期保育や延長保育、さらに夜間保育などのサービスを提供している保育園も徐々に増えているのが現状です。そのほかにも、残った仕事を家に持ち帰ってまでやならければならない場合も多く、それらが保育士の働く時間を長くさせてしまっている原因になります。

また、運動会の飾りつけの準備や子どもの報告書類をまとめるなど、子どもの、面倒をみている時間には、なかなかできない事務仕事が進まないため、帰ってからやらなくてはならないケースが多いのです。

この場合、まずは雇用形態を見直しましょう。しっかり休みの取れる時間をもつことが大切です。公立の保育園では、職員の勤務時間が徹底されており、サービス残業が少ないところが多く、また、早期保育や延長保育などの職員に無理をさせてしまうこともないため、安定して仕事ができるでしょう。

もし経済的な余裕があれば、パート社員や契約社員に切り替えても良いでしょう。こちらから仕事の幅を狭めることで無理のない労働時間に切り替えることも期待できるでしょう。

昨今は、保育士のような専門的な仕事においても、上記のように雇用形態別に求人情報を探せるサイトなどもあるため、希望する労働時間での転職先を探しやすくなっています。

雇用形態を見直しましょう

保育士の残業時間は平均的に40時間から60時間といわれています(平成26年の厚生労働省のデータ)。しかしながらこのデータには詳細な残業時間が含まれておりません。

現状の残業時間を予想すると1ヵ月以上もサービス残業をしているといわれ、子どもが好きで業務がきついことから仕事辞めたいと思う保育士はたくさんいるようです。

また、子どもと関わる職業は1つではありません。一度雇用形態の見直しや好条件の職場を探してみるなど何よりも自分を優先的に考えみましょう。