偽の警告画面に注意を!
インターネットやスマートフォンの普及によって、パソコンやスマホに関する詐欺が増えています。
その中でも騙される人が多いのが偽の警告画面によるトラブルです。
これはインターネットを利用している中で「ウイルスに感染しました」とか「パスワードが第三者に知られた危険があります」といった心配になるような情報が出てくるというものです。
この画面には連絡先が書かれており、そこに連絡をすることでトラブルを回避できるということが書かれています。
もちろん詐欺なのでウイルスに感染していたり個人情報が漏洩していたりすることはなく、連絡先に問い合わせをする必要もありません。
アダルトサイトでの画面に注意
このような画面が出てくるトラブルはアダルトサイトでとても多いです。
無料の動画と書かれているものをクリックすると「会員になりました」とか「利用料が発生します」といった旨の情報が出てきます。
その後「登録を取り消したい場合には以下の連絡先に問い合わせを」ということで電話番号やメールアドレスが書かれているというものが多いです。
もちろん、これも勝手に出てくる画面であり、広告画面と同じようなものと考えて問題ありません。
無視をしたからと言って後から本当に請求をされることもないですし、むしろ無視をしないと個人情報を使って嫌がらせメールがたくさん届くようになったり、請求書が何度も届いたりするようになります。
特に最近のアダルトサイトの警告画面はとても精巧な作りになっています。
画面を開いた際にシャッター音が鳴り「あなたの顔写真は撮影していますから支払いがない場合には顔写真をサイトに掲載します」とか「個人情報もいただいているので法的手段をとらせていただきます」といった文言が書かれていることもあり、不安をあおるものが多いです。
ただ、これらの警告文が出てもあわてて問い合わせをする必要はありません。
シャッター音が鳴るのはサイトを開いたときに音楽が鳴るサイトと同じ仕組みであり、実際には写真が撮影されていることはないです。
どうしてもアダルトサイトの場合には、特性上家族にバレたくない、会社に知られたくない、という思いがあるために問い合わせ先に連絡をしてしまうことがあります。
しかし、あくまでもこれは有名な詐欺手口であり連絡を取る必要はないですし、むしろ連絡をすることでトラブルに巻き込まれることがあることを理解しておきましょう。
トラブルに巻き込まれないために
まずはパソコンにウイルス対策ソフトを入れておきましょう。
もしもウイルスに感染したという警告が出ても、パソコンにウイルス対策ソフトが入っていればそちらが反応してくれます。
ウイルス感染ソフトが反応しなければ警告文は偽物だと分かります。
また、信頼できないと感じたら安易に電話をしないようにしましょう。
安心できると思う相手ではない限りは無視をしておいても問題ありません。